日中は、暑い日もありますが、朝晩はだいぶ涼しくなり、秋へ近づいているのを感じます♪
今日は、色修復の仕上がりについてです。
革バッグやお財布も、メンテナンスと色修復することで、綺麗になったものを再びお使いいただけます。
ダメージの状態や革の種類・染め方により、革の手触りや見た目が変わるため、変わると思われるものは、お客様に「濃淡が無くなる」「質感が変わる」などの説明をさせていただいています。
とは言え、どう変わるのか気になるところですよね?
革に濃淡があるものは、均一に色が入り、一色の仕上がりになります。
画像で見るとこんな感じです。濃淡が無くなることで、濃いお色に見えるようになります。
薄い色掛けでカバーできるときは、濃淡を残す仕上がりにしますが、
ダメージが進んでいる場合はしっかり色修復します。
多く色を重ねる事になりますと、見た目も手触りも変わっていきます。
この手触りの変化は、硬くなるわけではなく、張りのある感触になり、コーティングされているようなツルッとした感じになります。(うまく伝えられなくてすみません。)
色修復の仕上がりに大きく影響するのが、クレンジングなどのメンテナンスなんです!
ここも丁寧に作業を進め、手を抜きません。
黒ずみや汚れが浸透している場合、クレンジング後も黒ずみが残ります。
あまり強い溶剤を使いますと、革のダメージが進み、シワや革の硬化に繋がるため、メンテナンスをどのぐらいまでするかの見極めが大切です。
メンテナンス後は、色を少しずつ重ねていき、バランスよく仕上げます。
参考までにシャネルのマトラッセ チェーンバッグのbefore afterをご覧ください。
before
after
こんな感じです!
綺麗に仕上がったバッグは、これからも活躍してくれることと思います。
色修復を検討しているお客様のご参考になれば幸いです。